探したじゃない イ・ミンホ 相続者たち小説翻訳
「私がしなきゃチャニョンがしちゃうから」イ・ミンホ主演ドラマ相続者たち 小説本翻訳第2巻7章-4
脚本 김은숙
小説 임메아리
翻訳 shiho
ウンサンがトイレの洗面台に立ち、制服を洗っていた。
自分がどうしてこんな所でこんなことをしていなければならないのか、あきれて気分を害しながら。
そうしていると、洗面所の外で足音がした。
ボナだった。
「探したじゃない」
「どうして?」
「どうしてかって?着替えなさいよ。あんたのロッカーから持ってきたわ」
ボナが持ってきた紙袋を出した。
「ありがとう」
「お礼なんていらないわ。私がしなきゃチャニョンがしちゃうからしただけよ」
言葉は悪ぶっていたが、することは全く優しい。
そう言いながら実はボナは、ウンサンにニッコリと笑いかけてやりたかった。
タンが鋭い目をしながら屋上から降りて来た。
すぐにでもヨンドを見つけて胸ぐらをつかむ態勢だった。
ついに本館ドアの前に立っているヨンドを見つけたタンが迷わず階段を降りて行く。
そんなタンを見たヨンドの目も鋭くなった。
本能的にタンが 自分を探しているということが分かったからだ。
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