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~イ・ミンホに会いたくて~韓国俳優イ・ミンホさんを応援しています。彼の作品を日本語に翻訳しながら韓国語を勉強中です。

滅茶苦茶になる覚悟はできている/イ・ミンホ主演「相続者たち」

帝国グループ庶子という切り札 小説翻訳2巻7章9

脚本     김은숙

小説 임메아리
翻訳       shiho

タンとヨンドはコクリと頭を下げると出口へと振り返って、理事長室を後にした。
二人は「これからどうなるんだ」という表情で下がり、呆然と前を見て歩いた。

そうして、ヨンドが先に言葉を切り出した。
視線は依然として前を見たまま。
「怪我はどうなのか、先ず聞かないのか。 やはり実の母ではないから、息子の心配より仕事の心配が先でいらっしゃるんだな?」
「そんな母親でもいらっしゃるからには、とても頼もしいよ」
タンもヨンドを見ることは無かった。

「愛されていないんだな? 帝国グループ庶子(愛人の子)のキム・タン。この切り札を俺がいつ、どんな風に、どれほどインパクトあるように使おうか」
タンが立ち止まった。
「お前がその切り札を使うことは無い」
この言葉に反発してヨンドも足を止めた。
「そのカードを使ってしまったら、お前はもう俺に手出しできなくなるからな」
「果たしてそうだろうか?」
「確認しようじゃないか、使えよ」
「後悔することになると思うんだが…」
「後悔させてみろよ。俺は滅茶苦茶になる覚悟が出来ている」
タンとヨンドが暗い顔のままに対峙した。 タンの頑なな表情に、ヨンドは何故か劣等感を感じた。

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皆さんこんにちは。新しい年が明け、早くも2月の声が聞こえるようになってきました。

いつもご覧いただいてありがとうございます。

 

新年の挨拶で、去年より更新のペースを上げていきたいと申し上げて、努力してきたのですが、明日からはペースを落とすことになりました。

急な依頼により、平日フルで事務所に勤めることになりました。(←昨日決まりました)

娘の高校送迎(約90分)もあり、おそらくブログ更新はのんびりペースに戻ると思いますが、キムタン翻訳は続けていきますし、韓国語の勉強も頑張りますので、良ければ引き続きよろしくお願いします。

とてもとても寒い日が続きそうですので、皆様どうぞお体に気をつけて、ご活躍お祈りしています。

 

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※動画は小説とセリフ等が異なりますので、参考にご覧ください。

※翻訳には意訳誤訳あります。

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