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~イ・ミンホに会いたくて~韓国俳優イ・ミンホさんを応援しています。彼の作品を日本語に翻訳しながら韓国語を勉強中です。

ラヘルが掴みかかる「相続者たち」小説翻訳2巻7章6

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ウンサンのいるトイレにラヘルが飛び込んできてーイ・ミンホ主演「相続者たち」 

脚本     김은숙
小説 임메아리
翻訳       shiho

「あんたは何着てもダサいわね」
トイレの中で体操服に着替えて出てきたウンサンに向かってボナが文句を言った。
ウンサンはようやく微笑んで見せ、制服を紙袋に入れた。

「それであんた、チェ・ヨンドにバレたの?」
その問いにウンサンはしばらく考えこんだ。
「よく分からない」
「それにそもそも釣り合わない学校になぜ来たのよ?」
それに答える言葉もなかった。
ボナの言葉は全く正しかった。

 

その時だった。
イェソルかトイレに慌てて飛び込んできた。
「ねぇ!すごいわよ、ケンカよ。 キム・タンとチェ・ヨンドが廊下でケンカしてるの」
イェソルの言葉が終わる前に、ラへルが 怖い目をしてトイレに入ってきた。

どうしてか?

状況把握をする間も与えないまま、ラへルは近づいて行ったウンサンの髪の毛をいきなりガッと掴んだ。
イェソルも、ボナも、ウンサンも一斉に驚いた。

かろうじて我に返ったボナがラへルの腕を掴んだ。
「あんた何よ! 狂ったの?」
「あなたはちょっと黙ってなさい」

「なんなの?」
怒ったボナとは違って、ウンサンは静かに尋ねた。
「話して。 これ なんの真似?」
ウンサンの言葉にラヘルがブンブンとウンサンの髪を振ってから離した。

「なんの事かって? 頭にきたからよ。こんなふうに頭から全部こうしてやらないと分からないんだから。

 あんたなんかのせいで、この学校で何が起こっているか知ってるの?キム・タンとチェ・ヨンドが今ケンカして、大騒ぎよ。どうするつもり!」

 

イェソルがさっき言ったのはこれだったんだ。驚いたボナとウンサンは即座にトイレを出て走り出した。

 

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